Tenuta Cisa Asinari dei Marchesi di Grésy テイスティングコメント

バルバレスコ唯一のモノポールの畑マルティネンガを有するグレジィのワインのテイスティングコメントです。

Sauvignon 2017
荻堂:コクがあって、ヴォリューム感もしっかりしているワインです。力強いけど繊細でクリアに仕上がっていて、ソーヴィニョンのわりにオイリーなニュアンスもあります。しっかりしたボディとキノコなどの旨味がしっかりした食材と合わせれば、アミノ酸系の旨味をもっと活かせれられるマリアージュになると思います。
青いニュアンスもあるので、緑っぽい夏野菜と秋の旨味の強い野菜と合わせると、今の季節とこのワインが料理を通して合致すると思います。
井原:アスパラ、レモンの葉の様な青い香り、パッションフルーツ、黄桃などトロピカルフルーツの香り。酸とミネラルからくるストラクチャーがしっかりしていて、そのストラクチャーのお陰でこのブドウの持つピュアな果実の旨味を口の中でたっぷり感じられる。最近の荻堂の料理に合わせるなら、サザエのハンバーガー、木の芽のジェノベーゼ、特大のニベがいいと思います。ストラクチャーがしっかりしているので白身の肉類、特に豚の肩ロースなど豚のサッパリした脂を楽しむ部位がいいと思います。
Langhe Nebbiolo 2017
荻堂:一見キャンディ香もありチャーミングに感じますが、口に含んんだときのタンニンや圧倒的な旨味はネッビオーロで、肉類と合わせるのがいいと思います。白身の肉なら、ヴィテッロ トンナートの様な、ヴォリュミーでオイリーなソースに、白身の肉類でもさっぱりしたものでは無く、脂の旨味がある仔羊の様な肉類が合うと思います。赤身のお肉なら、血のしっかりした鹿や馬の肉をネッビオーロの旨味やタンニンで合わせたいです。日本の食環境的に生肉は難しいですが、火を通しても血のニュアンスを残した食事と相性がいいと思います。
井原:華やかな香りとネビオーロの旨味を併せ持つ稀有なLanghe Nebbiolo。チェリーやカシスのコンポート、獣の香りにリッチな果実味にタンニンはきめ細やかだが厚みもある、この優しくも力強いタンニンが旨味を強調している。僕も肉類がオススメです。鴨ロース、鹿など赤身の肉がいいと思いますが、今が旬のお魚、肝と楽しむ秋刀魚なども相性がいいのではないかと思います。
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ARTE Simposio

La sienza in cucina e l’arte di mangiare bene ChefOgidoの織りなす独創的な世界観をお楽しみ下さい。

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